昨日からどうも

作詩・作曲 中村 渉


昨日からどうも気分が乗らない 歌を忘れた

カナリアのように 口を閉ざしたまま寝ころんで

なぜだろうお天道様は 

いつものように輝いているのに

まるで俺らを誘い出すように

曇りがちの空なら あきらめもつくだろうに

陽気な人々は(いつも) 

俺らの中に遠慮なく(はいってきて)

そして俺らを その中に引きずり込む

 

昨日からぜんぜん気分が乗らない 酒を飲んでも

陽気になれず かわいいあの娘にもとけ込めず

お前らしくないよって 

肩を叩かれて終わっちまった

自分でもわからないんだけど

昨日から昨日から どうも気分が乗らないんだ

陽気な人々は(いつも) 

俺らの中に遠慮なく(はいってきて)

そして俺らを その中に引きずり込む

 

あの頃の僕は

10代後半は結構尖っていて会社でも不良社員でした。いま思うとまわりの優しさを

うっとうしく思っていたのかもしれません。そんな時に作ったのがこの詩で、これを

唄うと上司や同期の連中の顔が思い出されたものです。

 


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