伊勢ツァーが中止になったので、なかなか行けない

　魚津の店2軒廻ろうと言う事になり、 J R 魚津駅

　から歩いて１０分位の所にある‘けんちゃん’の

　店にまずは行きました。入口右側には電動車椅子が

　ど〜んと迎えてくれます。

　　けんちゃんです。２０年程前に左半身マヒになり、

　　それまで営業していた中華料理屋を止め‘オープン

　　カフェけんちゃん’と名前を変え負担にならない

　　程度で営業しているそうです。お客さんが勝手に

　　飲んでワイワイ話したりする場を提供しているだけ

　　と言っていました。結構大変そうですが,生き甲斐

　　にもなっているのでせうね。

　朝９時から営業しているそうで僕らが入ると

　前のお客さんのお皿やグラスがカウンターに

　残っていて、娘夫婦らとまずは片付けです。

　奥さんはずけずけと中に入り勝手にビールを

　冷蔵庫から取り出したりグラスを出したり、

　けんちゃんは横でニヤニヤしていました。

　ビールの後は１升瓶をもらいそのまま常温で頂き

　けんちゃんは乾き物など作ってくれ、ほたるいか

　も用意してくれていました（前日に T E L して

　おいたので）。画面では分かりにくいのですが

　娘の旦那の向こうに水槽があり、メダカや金魚が

　泳いでいるのですが‘マスターが来るから掃除し

　ておいたよ’なんて嬉しい事を言ってくれました。

　‘けんちゃん、出会いはいつからだっけ’なんて話したら、よく

　覚えていて、お母さんがひとりで茶文をしている頃、つくしの

　コンサートというのがあるから見に行ったら、と言われたのが

　僕と出会うきっかけになったそうで、裏覚えの僕はちょっと恥

　ずかしい思いをしました。とにかく、温かく迎えてくれたけん

　ちゃん、不自由な体で一生懸命自分を生きています。見習う事

　の多いひと時でした。