少し戻って
西中野時代のことを・・。野球大好き少年でしたので近所の子が集まれば田んぼ野球を
(広場があったのになぜか田んぼ)していました。ボールはヤコマリといってゴム玉で
今みたいにカラーボールではなく灰色の玉でした。畦(あぜ)で四角に囲まれているの
で丁度4つのベースが出来るのです。ある日の事、みんなで野球をしていたら竹垣の所
にボールを入れてしまい、僕がその竹垣を伝っていくと何やら柔らかいものを掴んでし
まいました。そうですヘビであります。慌てて逃げて石を投げて追っ払いボールを拾い
ましたが、のんびり昼寝していたヘビにはさぞ迷惑だったでしょう。そんなふうにヘビ
やカエルそんなのはあたりまえのように毎日見ていましたし、いわゆる共存でした。
引っ越してからその場所へは一度も行っていません、あの角を曲がれば懐かしいあの場
所へ行けると何度も思いましたが、とうとう40年も経ってしまいました。僕の記憶に
あるあの場所の思い出を消したくないと思っていたからですが、いつか見に行くことに
なるような気がしています。明日なのか、それとも・・・。