むかし話し
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38(サンパチ)豪雪

 市電通学も

もうしばらくという6年の冬、今でも冬になると語り継がれている大雪38豪雪が富山を

襲いました。今みたいに除雪体制が整ってはいなくて降り放題状態でしたので、見る見る

町は雪で覆われていきました。とうとう市電もストップしてしまい、僕は駅前から歩いて

学校まで行かなければなりませんでした。雪が止んでいれば歩いて行こうと思いましたが

吹雪状態で、母が学校に電話して担任の先生に‘風邪引いたので休みます’と言えばいい

のに正直に‘雪なので休ませます’と言ってしまいました。それは困ります登校させて下

さいと返ってきたものだから行かなければいけなくなりました。今なら無理に登校させて

何か事故でもあると、学校や担任の責任問題になるので簡単に休ませるせると思いますが

当時の先生は毅然としていました、親も先生という名に弱かった時代でした。車社会の今

と違い送ってもらえる車などなく、タクシーもストップ状態で市電7区間をトボトボ歩い

て何とか学校に着いたら先生もクラスのみんなも驚いた顔で、よく出てきたねェ〜なんて

言われました。ちなみにクラスの3分の1は休んでいました(なんじゃこりゃ!)

 

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