小学校
低学年の頃だったと思います。家の近くにもう使われなくなった井戸があり、その
まわりで近所の子供達と遊んでいたものでした。ある日、どうしてそういうことに
なったのか分かりませんが、井戸にぶら下がる事になりました。(イメージとして
は、懸垂のように腕を曲げて足を掛けて上がる)ところが、鉄棒のようには力が入
らずぶら下がったまま上がる事が出来ませんでした。(たぶん前が壁のようになっ
ていて体を揺らせなかったからと思う)まわりに大人がいなくて、みんなおろおろ
していた時に一人の子が母を呼びに行ってくれました。間もなく母が来て上げてく
れましたがこっぴどく叱られました。あとで聞くと、井戸は結構深く水もたまって
いて落ちると危ない状態だったそうです。あの頃はそういった危ない場所で子供達
は遊んでいて、それでもたくましく育っていました。